皆さん、こんにちは。神奈川県藤沢市を拠点に、湘南エリアで新築・リフォーム工事を手掛けている大平工業株式会社です。
「子どもを自然の近くで育てたい」「休日には家族で海や公園へ出掛けたい」
このような暮らしを思い描き、子育てをきっかけに湘南移住を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
湘南での暮らしを考えるときは、休日の過ごし方や開放的な家のイメージに目が向きやすくなります。しかし、実際の生活では、仕事、通園、通学、食事、洗濯、片付けなどに追われる平日が大部分を占めます。
新築住宅の間取りを考える際は、見た目や部屋数だけでなく、家族が毎日どのように動くのかを確認することが大切です。
この記事では、子育て世帯が湘南へ移住して新築住宅を建てる際に考えたい、家事と身支度が滞りにくい間取りをご紹介します。
■湘南移住の家づくりは平日の生活から考える
家づくりの打ち合わせでは、「広いリビングが欲しい」「庭で子どもと遊びたい」といった希望が先に出てくることがあります。
もちろん、家族で過ごす時間を楽しめる空間も重要です。しかし、暮らしやすい家にするためには、忙しい平日の動きも具体的に想像しなければなりません。
・朝の身支度から外出までを書き出す
まずは、家族が起きてから外出するまでの流れを書き出してみましょう。
朝食を準備する人、子どもの着替えを手伝う人、洗面所を使う人、通園・通学用品を準備する人など、同じ時間帯に家族がそれぞれ動きます。
洗面所や廊下に人が集中する間取りでは、身支度のたびに家族同士がぶつかってしまうかもしれません。
誰が、いつ、どの場所を使うのかを整理すると、必要な通路の幅や収納の位置、洗面所の使い方を考えやすくなります。
・帰宅してからの行動を確認する
子どもが帰宅すると、靴を脱ぎ、上着や帽子を外し、通園バッグやランドセルを置き、手を洗います。
それぞれの置き場所が離れていると、玄関やリビングに荷物が残りやすくなります。
玄関から手洗い、収納、リビングまでの動線をつなげることで、帰宅後の行動を習慣にしやすくなります。
・家事が重なる時間帯を想定する
夕方から夜にかけては、料理、洗濯物の片付け、子どもの宿題、入浴準備などが同時に進みます。
キッチン、洗面所、収納が離れていると、家事のたびに家の中を何度も往復することになります。
間取り図を見るときは、部屋の広さだけでなく、家事をする人がどのように移動するのかも確認しましょう。
■玄関で子どもの荷物を片付けられる間取り
子育て世帯の玄関には、家族全員の靴だけでなく、ベビーカー、外遊び用品、雨具、自転車用品などが集まります。
収納量が足りないと、玄関に物が並び、出入りしにくくなることがあります。
・靴以外も収納できる玄関収納
玄関収納を考える際は、現在持っている靴の数だけで広さを決めないことがポイントです。
子どもの成長に伴って靴が増えることに加え、長靴や傘、帽子、外遊び用品なども必要になります。
何を収納したいのかを事前に書き出し、収納する物に合わせて棚の高さや奥行きを考えましょう。
・ベビーカーや屋外用品の置き場所
ベビーカーや子どもの自転車、外遊び用品などは、室内へ持ち込みたくない一方で、屋外に置いたままにすることも避けたい物です。
土間収納や玄関横の屋外収納があれば、雨や汚れを気にせず保管しやすくなります。
ただし、収納スペースを広く取りすぎると、ほかの部屋へ使える面積が少なくなります。持ち物の量を確認したうえで、必要な広さを決めることが大切です。
・上着や通園・通学用品を置ける収納
上着やバッグを個室まで持っていく間取りでは、リビングの椅子や床へ置いたままになりやすくなります。
玄関やリビングの近くに収納を設けると、帰宅後すぐに上着や荷物を片付けられます。
子どもの手が届く高さに専用の収納場所を用意すれば、自分で準備や片付けをする習慣も身につけやすくなるでしょう。
・帰宅後すぐに手を洗える動線
玄関から洗面所までの距離が長いと、子どもが手を洗う前にリビングへ入ってしまうことがあります。
玄関から洗面所や手洗いスペースへ自然に移動できる間取りなら、帰宅後の手洗いを習慣にしやすくなります。
一方で、来客時に洗面所の生活用品が見えやすくなる場合もあります。家族の使いやすさと来客からの見え方の両方を考えて配置しましょう。
■洗濯物を洗う・干す・しまうまでの距離を短くする
洗濯は、洗濯機を回すだけで終わる家事ではありません。
衣類を集め、洗い、干し、取り込み、たたみ、それぞれの収納へ戻すまでが一連の作業です。
洗濯に関係する場所が家の中に分散していると、毎日の移動が増えてしまいます。
・洗濯機と物干しスペースを近づける
洗濯機から物干しスペースまでの距離が長いと、濡れて重くなった洗濯物を持って移動しなければなりません。
洗面脱衣所の近くに室内干しスペースを設けたり、屋外の物干し場へ短い距離で移動できるようにしたりすると、洗濯の負担を減らしやすくなります。
間取りを検討するときは、洗濯物を持った状態でドアを開けたり、階段を上ったりする必要がないか確認しましょう。
・天候に左右されにくい室内干しを用意する
共働きの家庭では、日中に急な雨が降っても、すぐに洗濯物を取り込めないことがあります。
室内干しができる場所を用意しておけば、天候や帰宅時間を気にせず洗濯しやすくなります。
ただし、物干し金物だけを設置すればよいとは限りません。換気、空調、窓の位置なども含めて、洗濯物が乾きやすい環境を考える必要があります。
・ファミリークローゼットと洗面所をつなげる
洗濯物を干す場所と収納する場所が近ければ、衣類を持って各部屋を回る必要がなくなります。
洗面所、室内干しスペース、ファミリークローゼットを近くに配置すると、洗濯から収納までの動線を短くできます。
一方で、家族全員の衣類を一か所に集める方法が合わない家庭もあります。子どもが成長した後の使い方も考えて選びましょう。
・家族が自分で片付けやすい収納にする
収納は、容量が大きければ使いやすいとは限りません。
棚が高すぎる、奥行きが深すぎる、誰の物を置く場所か決まっていないと、収納内が乱れやすくなります。
家族ごとに場所を分けたり、日常的に使う物を取り出しやすい高さへ置いたりすることで、家族全員が片付けに参加しやすくなります。
■料理をしながら家族の様子を確認できるLDK
子育て中は、料理をしながら子どもの宿題を見たり、遊んでいる様子を確認したりする場面があります。
キッチンとリビング・ダイニングの位置関係は、家族とのコミュニケーションや家事の進めやすさに影響します。
・キッチンからリビングを見渡せる配置
キッチンからリビングやダイニングを見渡せる配置なら、料理中も子どもの様子を確認できます。
ただし、開放的なキッチンは、調理中の手元や片付いていない部分も見えやすくなります。
腰壁を設ける、収納で手元を隠すなど、開放感と生活感の見え方を調整する方法もあります。
・子どもが使える学習・作業スペース
子どもが小さいうちは、個室よりもリビングやダイニングで勉強することがあります。
ダイニングテーブルだけで対応すると、食事のたびに教材を片付けなければなりません。
リビングの一角にカウンターや教材収納を用意すると、勉強と食事の場所を分けやすくなります。将来は在宅勤務や家事の作業場所として使うこともできます。
・食品や日用品をまとめられるパントリー
食品、飲料、調理器具、日用品などを収納できるパントリーがあると、キッチン周辺を整理しやすくなります。
一方で、奥行きが深すぎるパントリーは、奥に置いた物が見えにくく、同じ物を重ねて購入してしまうことがあります。
収納したい物と購入頻度を確認し、出し入れしやすい棚や通路を計画しましょう。
・家族がぶつかりにくい回遊動線
キッチンや洗面所へ複数の方向から移動できる回遊動線は、家族が同時に動く時間帯に役立ちます。
ただし、通路を増やすほど、収納や家具を置ける壁面が少なくなる場合があります。
回遊できること自体を目的にせず、実際に家族の移動が重なる場所へ取り入れることが重要です。
現在の住まいで「朝の準備に時間がかかる」「洗濯物を片付けるために何度も往復している」と感じている方は、その不便が新居の間取りを考えるヒントになります。まだ具体的な間取りが決まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。
■子どもの成長に対応できる部屋と収納を考える
子どもに必要な空間は、年齢によって変化します。
新築時点の使いやすさだけで間取りを決めると、子どもの成長後に部屋が足りなくなったり、反対に使わない空間が増えたりすることがあります。
・後から分けられる子ども部屋
子どもが小さいうちは一つの広い部屋として使用し、成長後に壁や家具で分ける方法があります。
将来分ける可能性がある場合は、ドア、窓、照明、収納、コンセントなどをあらかじめ二部屋分用意しておく必要があります。
広さだけでなく、分割後もそれぞれの部屋が使いやすいか確認しましょう。
・幼少期と成長後で使い方を変えられる空間
子どもが小さいうちは、リビングの近くに遊び場があると、家事をしながら様子を確認できます。
成長後は学習スペース、家族共用の収納、在宅勤務の場所などへ使い方を変えることもできます。
用途を一つに限定しすぎず、家具や建具で使い方を調整できる空間にすると、家族の変化へ対応しやすくなります。
・持ち物が増えることを想定した収納
子どもが成長すると、衣類だけでなく、学校用品、部活動の道具、趣味の物なども増えていきます。
新築時点で収納を増やしすぎる必要はありませんが、どの場所に何を片付けるのかを考えておくことは大切です。
玄関、リビング、個室など、物を使用する場所の近くに収納を設けると、片付けやすくなります。
・子どもが独立した後の使い方
子ども部屋を計画するときは、子どもが独立した後の用途も考えてみましょう。
趣味の部屋、仕事部屋、来客用の部屋、収納など、将来の暮らしに合わせて使い方を変えられる間取りであれば、長く活用できます。
■家族の一日を設計者へ伝えて間取りをつくる
暮らしやすい間取りは、家族構成や生活時間、持ち物、仕事の仕方によって異なります。
そのため、「人気の間取りだから」「SNSで見ておしゃれだったから」という理由だけで採用するのではなく、自分たちの生活に合っているかを考えることが重要です。
打ち合わせでは、次のような内容を設計者へ伝えてみましょう。
- 家族の起床・外出・帰宅時間
- 現在の住まいで不便に感じていること
- 時間がかかっている家事
- 子どもの年齢と将来の予定
- 収納したい物の種類と量
- 来客の頻度
- 在宅勤務の有無
- 休日に家族で楽しみたいこと
- 湘南へ移住して実現したい暮らし
理想の家について話すだけでなく、現在困っていることも伝えることで、新居に必要な動線や収納が見えやすくなります。
当社は、暮らす方の目線に立ち、ご家族の生活や将来の変化を踏まえた新築住宅をご提案しています。
湘南らしい休日を楽しみながら、忙しい平日も無理なく過ごせる家を一緒に考えてみませんか。まだ土地や間取りが決まっていない方も、まずはご家族が実現したい暮らしをお聞かせください。

