最近は新型コロナウイルスの影響もあり、自宅で過ごす時間が増えてきました。こんな時だからこそ、家族と過ごす時間は大切にしたいものです。できるだけ自宅の居心地をよくしようと、リフォームをご検討中の方も多いでしょう。
そんな中、健康的でデザイン性もある自然素材の家の人気が高まってきていることをご存知でしょうか。今回は、自然素材がもたらすさまざまなメリットをご紹介します。
■自然素材の家は、シックハウス症候群になりにくく健康的
自然素材を多用した家の大きなメリットは、シックハウス症候群のリスクが非常に低いことです。シックハウス症候群は、建材や家具などに含まれる化学物質によって引き起こされる健康障害で、主な原因物質としてはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレンなどがあります。
その症状は、皮膚や目、のどなどの刺激感や痛み、めまい、頭痛、そして全身の倦怠感などさまざまです。また、人によってはアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を発症することもあります。特に子供は大人に比べて刺激に弱く、同居している大人が気づかないうちにシックハウス症候群になってしまうこともあるため、十分な注意が必要です。
その点、無垢材や漆喰、珪藻土、天然石といった自然素材は、有害な化学物質を放出しません。そのため、シックハウス症候群のリスクを大幅に下げられるのです。家全体ではなく、主な部分を自然素材にするだけでも大きな効果があります。健康的な生活を送りたい方はもちろん、すでに何かしらの体調不良を感じている方も、自然素材を使ったリフォームを検討してみましょう。
■自然素材のさまざまな機能が、快適な空間を作り出す
自然素材の持つもう1つの大きな特長が、調湿性能の高さです。よく「木材は呼吸する」といわれますが、実際に無垢材は高い調湿性能を持っています。つまり、湿度が高い時は空気中の水分を吸い込み、逆に湿度が低い時は水分を放出して、快適な湿度を維持してくれるのです。漆喰や珪藻土といった塗り壁にも、優れた調湿性能があります。
「たかが湿気」と思う方もいるかもしれませんが、湿気のもたらす悪影響は決して小さくありません。湿度が高いとカビやダニが繁殖しやすく、不快なのに加えてアレルギー疾患の原因にもなります。さらに、結露もよく発生し、建材の劣化が促進されてしまうのです。逆に乾燥しすぎていても、感染症のリスクが高まり、乾燥肌などの原因にもなります。
もちろん、加湿器や除湿機を使っても、これらの問題は防げるでしょう。しかし、家づくりに自然素材を取り入れれば、特に意識しなくても快適な室内空間を生み出してくれるのです。自然素材はこの他にも、断熱性・耐火性・消臭性など、多くの機能を備えています。快適な環境で生活したければ、自然素材の活用がおすすめです。
■自然素材特有のデザインや温もりも大きな魅力
自然素材のメリットは、性能面だけにとどまりません。人工の素材とは異なる色合いや質感も、自然素材の大きな魅力です。無垢材の木目はひとつひとつ異なり、漆喰や珪藻土を使った塗り壁は、左官職人の腕次第で自由な模様を描けます。デザイン性は非常に高いので、自分の好みを反映させた家に仕上げられるでしょう。
そして、自然素材には独特の温もりがあります。コンクリートやプラスチックが嫌なわけではないけれど、やはり木材や漆喰の温もりには癒されるという方は多いでしょう。肌触りも柔らかく、冬でもあまり冷たさを感じないので、いつでも素足でリラックスして過ごしたい方におすすめです。海が好きな方なら、珊瑚を使った塗り壁材など、湘南エリアならではのデザインもいいのではないでしょうか。
藤沢市辻堂に拠点を構える大平工業では、自然素材をふんだんに使用した、気持ちよく健康的なお住まいを提案しています。
プライバシーを保ちつつも家族の気配を感じられる、バランスのいいデザインが可能です。海の近くのエリアということもあり、海が好きな方向けに珊瑚の壁材なども扱っております。自然素材の家づくりに興味がある、規格が決まっている中でも自分好みの家にしたいといったご要望のある方は、お気軽にご相談ください。